喘息とは
アレルギーやその他の反応によって気管支に慢性的な炎症がみられるようになります。これによって空気の通り道は狭窄し、呼吸がしにくい状態になっています。
よくみられる症状は、喘鳴(ゼーゼー、ヒューヒュー等の呼吸音)、咳が一度出続けると止まらないなどです。なお、呼吸が困難になる、咳がなかなか治まらない等の発作は、夜間から明け方にかけて起きることが多いです。
治療をする場合ですが、アレルゲンが特定されているのであれば、それを避ける環境づくりを整えます(ハウスダストであれば、こまめに掃除をする 等)。そのうえで喘息に対する治療を行っていきます。
重要なのは持続的に起こっている慢性的な炎症を抑えることで疾患の進行を抑え、健全な日常生活を維持していくことです。長期的な治療として主に吸入ステロイド薬が用いられます。病状の重症度によっては気管支拡張薬や生物学的製剤の使用が必要になるケースもあります。