当院での禁煙外来
2006年に発売されたバレニクリンが2021年に出荷停止となり多くのクリニックが禁煙外来を休止する中、禁煙にチャレンジしたい方への門戸を開くという意味で禁煙外来を開設します。ニコチンパッチ、ニコチンガム、および禁煙日誌を工夫することで禁煙成功を一緒に目指していきましょう。
禁煙治療の流れ
禁煙治療は、主に以下の流れで行われます。この場合は、治療期間は12週間、通院回数は5回となります。
- 1.初めての来院(初診)
問診(喫煙状況の確認 等)をはじめ、医師による保険適用の有無の判定、禁煙治療の説明を行います(禁煙補助薬(ニコチンパッチ 等)の処方も含む)。このほか、呼気中に含まれる一酸化炭素の測定、禁煙誓約書へのサインなども必要となります。 - 2.再診(2回目)
初診から2週間後が2回目の受診となります。医師に禁煙の状況を説明するほか、呼気中の一酸化炭素測定の計測、医師からの禁煙のアドバイスを聞くなどします。また追加となる禁煙補助薬の処方も受けます。 - 3.再診(3・4回目)
初診から4週間後が3回目、さらに4週間が経過(初診から8週間後)すれば4回目の受診となります。禁煙状況を説明し、医師のアドバイスを聞き、呼気中の一酸化炭素を測定するなどします。また必要であれば、禁煙補助薬の追加処方も受けます。 - 4.禁煙治療の終了
初診から12週目にあたる5回目の通院で、医師が問題ないと判断すれば、めでたく禁煙治療は成功ということになります。その際も呼気中に含まれる一酸化炭素の濃度の測定等を行います。