当院での禁煙外来
やめたくてもやめられないタバコですが様々な病気の原因になることは周知のとおりです。禁煙にはつらい離脱症状が伴いますが、症状を和らげるお薬があります。一度の禁煙で成功することは難しく、大事なのは何度もチャレンジすることです。禁煙補助薬チャンピックスが2021年に有害物質が検出された問題で出荷停止となっておりましたが、問題が解決され2025年末に待望の製造再開となりました。当院では製造中止期間中もニコチンパッチを使用した禁煙外来を継続しておりましたが、2026年度よりチャンピックスを使用した禁煙指導を開始致します。従来のニコチンパッチを利用した治療を受けることも可能です。ニコチンパッチは少量のニコチンを摂取することによってイライラを和らげ、喫煙習慣を是正します。チャンピックスはニコチン受容体に結合することでイライラを和らげ、タバコを吸ってもおいしくなくなる作用があります。統計的には自力での禁煙と比べて、ニコチンパッチは成功率が1.6倍、チャンピックスでは2.3倍に高まります。
禁煙治療の流れ
禁煙治療は、主に以下の流れで行われます。この場合は、治療期間は12週間、通院回数は5回となります。
- 1.初めての来院(初診)
問診(喫煙状況の確認 等)をはじめ、医師による保険適用の有無の判定、禁煙治療の説明を行います(禁煙補助薬(チャンピックス、ニコチンパッチ 等)の処方も含む)。このほか、呼気中に含まれる一酸化炭素の測定、禁煙誓約書へのサインなども必要となります。 - 2.再診(2回目)
初診から2週間後が2回目の受診となります。医師に禁煙の状況を説明するほか、呼気中の一酸化炭素測定の計測、医師からの禁煙のアドバイスを聞くなどします。また追加となる禁煙補助薬の処方も受けます。 - 3.再診(3・4回目)
初診から4週間後が3回目、さらに4週間が経過(初診から8週間後)すれば4回目の受診となります。禁煙状況を説明し、医師のアドバイスを聞き、呼気中の一酸化炭素を測定するなどします。また必要であれば、禁煙補助薬の追加処方も受けます。 - 4.禁煙治療の終了
初診から12週目にあたる5回目の通院で、医師が問題ないと判断すれば、めでたく禁煙治療は成功ということになります。その際も呼気中に含まれる一酸化炭素の濃度の測定等を行います。